repair

クルマって走らせてる限りは絶対に傷つきますね(^-^;

飛び石だったりガリキズだったり、えくぼだったり・・・
時にはいたずらで傷つけられることだってありますよね。。

でも、いちいち板金塗装なんかに出してたら、お金が貯まったモンじゃない。
とっても高いです。
ちょっとの傷くらいなら自分でDIYで直せないものでしょうか。
塗装代の大部分が工賃であることを考えると、塗料買ってきて自分で直せば相当に安く上がるハズ。

誰もが考えつつも、なかなか実行できない塗装を、運悪く(タイミングよく)傷つけたさとちゃんが挑戦してみます!
さてさて出来上がりは・・・???

これらが使用する塗料たちです。
SABなどのカー用品店、ホームセンターでも売ってます。

順番は、バンパープライマー、プラサフ、ベースカラー(アイスブルー)、クリアの順です。
ボカシ剤は塗装の境目が目立たなくなるように随時使います。

実はさとちゃん、結構傷つけるので、家に常備しています。
すぐに直せるので、傷が気になる人は買っておいてもいいと思いますよ。
今回のネタはこれ!

フロントスポイラーやっちゃいました!!


結構大きい傷ですが、慣れると結構簡単です。
深くえぐれた傷ではないので、パテ埋めも不要です。
プラサフだけでイケます◎
塗料とは別に、シリコーンリムーバーという脱脂剤が必要です。
というかホワイトガソリンとか灯油でもいいです。
これがないと油脂が塗料を弾いてしまいます。。

周辺にサーっとスプレーして、タオルで拭き取ります。
マスキングを始めます。

スプレーの粒子はかなり飛んでいくので、相当広範囲にしっかりしておいたほうがいいです。
下手にやると後で泣きを見ます。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

念には念を・・・
この位マスキングしておきます。
タイヤもしっかりと。

肝心なところはビニールを使っています。
新聞紙は大雑把でいいところに使うといいです。

スポイラーとバンパーの境のラインは仕上がりに出るので、マスキングテープ張って、しっかり直線出しましょう★
新聞紙が過信できない理由。。

この穴が鬼門です。
もし一面大きく使うなら、この部分は折り返すと大丈夫です。
そのままマスキングしたつもりになると、塗料が入り込んで後でよくわからない点々が出来てしまいます。
まずはバンパープライマー。
PP製のバンパーに塗料を食いつかせるためには必要です。

黒いPPの地が出てるところを中心に吹きます。

結構吹いた後は粘性が出るので、余計なところにはかけないようにしましょう。
バンパープライマーが乾いたら、次にプラサフを吹きます。
新車で言うところの電着塗料の代わりです。

色むらが出ないようにするためと、表面を平滑にするためです。
なので、吹いては研磨、吹いては研磨します。

これは乾くとさらさらになるので、神経質にならなくてもいいです。
こんな感じで傷をカバーしていきます。
一回一回は薄〜く吹きます。

決して厚塗りはしないように。
垂れるし、乾くのに時間がかかって、作業性落ちます。
研磨に使うのはコレ。

以前、プラモデルに使ったものですが。。
あ、これも1/1プラモか(笑

番手は400と600あたりでいいです。
仕上げに1000を使います。
プラサフが完全に乾いたのを確認して、研磨作業に入ります。
耐水ペーパーなので、水を付け付け研磨します。
段差がなくなるように何度も繰り返します。
プラサフを吹き、研磨し、プラサフを・・・


と数回繰り返し、平滑にしました。
パテを使わずにプラサフで仕上げたので、段差はプラサフで埋めています。
ツメが引っかからず、触ってもすべすべするくらいまで修復します。
ここを雑にすると仕上がりが悪くなるので、気をつけて!
アイスブルーを吹きます。
実はこれが一番楽♪

意外とプラサフ&研磨が一番大変だったりします。
ま、下地作っておかないとマズイですからね。

厚塗りしすぎないように、何度かに分けて吹きます。
吹きました。
まだクリアーも吹いていません。

ツヤがないだけで、これだけでも十分イケるレベルです。
端のほうは、吹いた粒子がざらざらしているので、ボカシ剤で均していきます。
多分、ボカシ剤って有機溶媒だと思うのですが。

吹きすぎるとかえってムラになるので、何度か様子を見ながら(軽く触ってザラザラ感をみて)繰り返します。
一応、つるつるとは行かないまでも滑らかになったら、最後にクリアーを吹きます。

これは厚塗り厳禁です。
欲張ると今までの苦労が水泡です。
何度も塗り重ねます。


最低1週間くらい待って、コンパウンドで磨き上げれば、光沢も出て完成です。
コンパウンド研磨はまだですが、クリアーを吹いた状態。

すでにそれなりに光沢はありますが、どうせなら鏡面のようにしましょう★
細目、極細、超極細の順に液体コンパウンドで磨きます。


ちなみに、今回はアクリル系ですが、ウレタンクリアというのもあります。
より厚い光沢が出来るので、新車みたいな深みのあるクリア層にしたい方はどうぞ。
ただし、1本を使い切らなきゃいけないのと、それなりに高いです。
2倍くらいの値段です。
1週間後、、
のはずが2週間経ってしまいました。
まいいんですよ、最低1週間・・・ですから(笑

で、コンパウンドで磨きました。
3000→7500→9800の液体コンパウンドです。
まだコーティングもかけていませんが、磨いただけでここまで輝きます。
周りが映りこむくらいまでキレイにすると、傷つけたことも忘れられる?!


   完成!!